江戸時代に普化宗という禅宗の一派がありました。普化宗の僧侶は「虚無僧」と呼ばれ、お経を唱える代わりに尺八を吹くことを修行としていたそうです。その虚無僧が吹いていたものが「地無し管」と呼ばれる尺八で、管内に下地を付けないことからそう呼ばれています。

また、中継ぎが無い一本の竹で作られたものを「延べ竹」「延べ管」などと言います。節間がちょうど良い材料は少なく、材料がある時しか作れない希少なものです。


○一尺八寸

一尺八寸①

 晏弘銘

 価格:88,000円

 太さ:32.5×34

 重さ:266g

 歌口:黒水牛の角(明暗流)

 管内:朱合漆仕上げ

 指孔:10.5㎜



一尺八寸③

 晏弘銘

 価格:110,000円

 太さ:32.3×33.2

 重さ:305g

 歌口:黒水牛の角(琴古流)

 管内:朱合漆仕上げ

 指孔:10.5㎜(三孔9.5㎜)



○二尺


二尺② C管

 晏弘銘

 価格:110,000円

 太さ:35×33

 重さ:360g

 歌口:黒水牛の角(琴古流)

 管内:黒漆仕上げ



○二尺一寸

二尺一寸① H管

晏弘銘

価格:165,000円

太さ:34.4×33.9

重さ:335g

歌口:黒水牛の角

管内:茶漆仕上げ(呂色漆)



二尺一寸② H管

 晏弘銘

 価格:165,000円

 太さ:34.5×33

 重さ:350g

 歌口:黒水牛の角(明暗流)

 管内:黒漆仕上げ



○二尺三寸

二尺三寸② A♯とAの中間程度

晏弘銘

価格:165,000円

太さ:35.2×36.0

重さ:376g

歌口:黒水牛の角(琴古流) 管内:黒漆仕上げ



○二尺六寸

二尺六寸① G♯(低め)

晏弘銘

価格:220,000

太さ:38.1×36.5

重さ:472g

歌口:黒水牛の角(明暗流) 管内:黒漆仕上げ

指孔:順手千鳥